皆さんはオリーブオイルを健康のために買いますか?それとも流行りだからと買いますか?
古代ギリシャから自然の薬として愛用されてきたオリーブオイル。ギリシャ人の子供は学校から帰ると、甘いお菓子ではなく、パンにほんの少しの塩とオレガノが入ったオリーブオイルをつけたおやつを食べます。子供の健康を考えた母親の愛情ですね。
今日はオリーブオイルの健康についてのお話をします。私達は健康のためにオリーブオイルを食べる必要があります。なぜなら、健康は体の外からは得られないからです。皮膚の美しさとみずみずしさは、健康と体内の器官が正常に機能している証拠です。
オリーブオイルは他の油よりも脂肪が多い?そんなことはありません。ただ単に密度が高いだけです。オリーブオイルは他の植物性油と同じ量の脂肪があり、1リットルにつき9000カロリーです。オイルの善し悪しはその中に含んでいる脂肪酸の種類で決まります。最も消化に良いのは単不飽和脂肪酸を多量に含んでいるものです。オリーブオイルはまさにこの条件ピッタリで、人間の体には理想的なオイルです。
コレステロール・・・オリーブオイルの摂取は、血液中のLDLcholesterol(悪いコレステロール)を減少させるのに役立ち、HDLcholesterol(良いコレステロール)を増加させるのに役に立ちます。
心臓・・・オリーブオイルには、ビタミンEとA(ベータカロチン)が豊富に含まれており、これらは酸化防止剤として働き、心臓病の一番の原因である動脈硬化を防ぎ、心臓を正常に機能させる働きをします。
消化機構・・・オリーブオイルには消化を助け、肝臓から毒素を除去する働きがあります。また胃潰瘍の生成を防ぎますし、胆石の原因にもなりません。そしてオリーブオイルは便秘に良く効く自然療法です。
お子様に・・・オリーブオイルは新陳代謝のバランスを助け、大脳と骨の発達を促進する働きがあります。
お年寄りに・・・オリーブオイルは自然老化の原因となる細胞膜の交替を遅らせる働きがあります。ギリシャのおばあちゃんの知恵では「1日にスプーン(大)1杯のオリーブオイルで医者いらず」と言われています。
摂取量・・・1日に15から30グラム、スープスプーン1杯から3杯のオリーブオイルが目安です。この量が人体が正常に機能するために必要不可欠な脂肪酸とビタミンEを補給します。またこの量は成人が1日に摂取するカロリーのたった5~8%です。
オリーブオイルは皆様の体内に入るものです。健康のために食するのであれば、どこの畑で採れたのかを知り、酸化しない品質の良い物をお使いください。
※ここに書かれたオリーブオイルに関するすべての情報は下記の本より引用いたしました。
''OLIVE OIL, THE FRUIT OF LIFE''(オリーブオイル、命の果実)by B,Jacotot & A.Bagege and published by The E.U. & the Greek Ministry of Agriculture.